works

ブライダル音響

ブライダル音響の仕事は、ひと言で表せば挙式・披露宴の音楽ディレクター。進行表に合わせて選曲&編集した楽曲や効果音などの音源を流し、多彩なシーンを演出します。


まず新郎新婦との打ち合わせにより、ふたりにとって思い出の曲、好みの方向性などをヒアリング。次に各シーンに用いる具体的な楽曲リストを提案し、OKが出れば、それを当日、機材を操作してタイミングよく流します。


また新郎新婦が自分で編集して持ち込む音源も、音飛びや歪みなどがないかを事前に試聴してチェック。持ち込み映像の音質チェックや、映像オペレーションも兼任するケースもあります。


入社後の研修で機材操作などの技術力を身に付けられるため、一般の四年制大学や短大卒でもこの仕事に就くことができます。接客業でもあるため、採用面接では音楽が好きというだけでなく、コミュニケーション能力も重視されています。

現役業界人にインタビュー

プロフィール

小林 桃(こばやし もも)さん


(株)ハセガワエスティ
入社:2010年4月
アシスタントマネージャー


 

経歴

専門学校日本ホテルスクール ブライダル科を卒業後、新卒で入社。1年半、本社で司会のキャスティング業務と、土日は音響のオペレーター業務を兼務。その後、平日も音響業務に携わるように。

お仕事内容は?

平日は、提携会場にて新郎新婦と結婚式で使用する音楽の選曲、タイミング、演出(盛り上げ方)などの打ち合わせのほか、音源のチェック、進行についての確認業務を行なっています。企業のパーティーや会社説明会などのイベントのオペレーター業務に入ることも。


土日は結婚式のオペレーション業務を中心に活動しています。

1日のスケジュールを教えてください。

土日の場合

8:30

朝礼

10:00

当日の担当会場で披露宴オペレーション研修

11:30

休憩

12:30

BGM打合せ

14:30

会場スタンバイ

16:15

余興リハーサル

17:00

披露宴開始

オペレーション

19:30

披露宴終了~機材撤収

20:00

仕事終了

帰宅

 

※平日は、11時に出社。お客さまやプランナーさんからのメールに対応、進行の確認、BGMの保留点などの確認をします。ランチをはさんで、午後はキャスティング業務(何日の、どの宴席は誰を担当者にするか?  などの決定)や、お客さまとのBGM打ち合わせをして、20時頃退社しています。

この仕事に就いてよかったこと、やりがい、大変なこと。

日常の中で、こんなに笑ったり泣いたり、人の心が動き、感動があふれる場所に立ち会えるのは、この仕事ならではだと思います。


エピソードとして印象に残っているのは、音楽がとても好きな新郎新婦の結婚式のオペレーションに入ったときのことです。
結婚式当日、進行表を見ながらおふたりの好きな音楽をイメージしていると、サプライズで新郎から新婦に花束を渡すシーンが急遽追加されることになりました。
私はおふたりが好きそうで、感動的な曲をセレクト。音楽が流れると、すぐに新郎がその曲に気づき「この音楽ハードル高いなぁ!(笑)」とリアクションしてくださって、会場が大いに盛り上がりました。
私の流す音楽が、聴いてくださる方の心に届き、空間を動かしたんだ、と思えた瞬間でとてもうれしかったです。


大変なのは、披露宴で新郎新婦やご友人の余興で演奏などが入るときです。楽器や機材の設置、調整、リハーサルなど、音響のオペレート以外にも幅広い範囲に気を配り、より一層の集中力と作業の組み立てが必要になります。

必須アイテムは何ですか?

ヘッドホン、ドラフティングテープ、マッキ―です。


私たちは、一つの会場ではなく、提携しているさまざま会場で、異なる機材を操作します。
どんな現場でも安心して披露宴オペレーションができるように、貼って剥がせる低粘着の「ドラフティングテープ」と、「マッキー」、「ヘッドホン」は常に持っています。

ウエディング業界を目指された理由やきっかけは?

高校在学中に、友人に誘われて、専門学校日本ホテルスクールの学校見学に行ったことがきっかけです。
そこでブライダル科の模擬披露宴を見て、音響や演出も含めたその空間そのものに、一瞬で引き込まれました。結婚式を見たことや出席したことはあったのですが、そこで初めて、「ウエディングを仕事にできるんだ」とイメージが広がり、ウエディング業界を目指すようになりました。

どのように就職活動をしましたか?

世の中にはどんな仕事があって、そこで働く人たちはどんな思いで働いているのか、例えば訪れた飲食店や、接客サービスのある場所では普段からアンテナを張って、意識するようにしていました。
また、接客業に携わっている友人や先輩にも話を聞き、さまざまな世界を教えてもらいました。
そんな中でも、専門学校の先生を含め、やはりウエディング業界で働いている人たちは生き生きしていて、いつも笑顔で、元気で、きれいなのを見て、素敵な業界なんだとあらためて感じました。

この職業で、必要だと思われる能力とは?

「コミュニケーション能力」


新郎新婦が何を思っていて、どんな空間を作りたいのか、短い時間で聞き出し、理解して、おふたりにピッタリの音楽を提案することが求められます。
また、多くのスタッフの協力があって結婚式は成り立っているので、コミュニケーションが取れてこそ、いいチームが生まれるため、コミュニケーション能力が大切だと思います。

就活生へのメッセージ

ウエディングのお仕事一覧ページへ戻る