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シェフ、パティシエ

一度に80人分など、大量の料理を作るのがウエディングメニュー。しかし、最近ではアレルギー対応に神経を使い、レストランが一人一人に提供するメニューとさほど変わりがないほど手間暇がかかるようになってきました。また冬期にはノロウィルスなど食中毒にも最大限の注意を払い、徹底した衛生管理体制を敷いています。それだけ時間と労力をかけて心を込めて作り上げるのは、やはり一生に一度のメニューを作るという特別感、責任感からです。召しあがった際にほころぶお客さまの笑顔が、料理にかかわるスタッフたちのやりがいと言えるでしょう。


 国家資格が必要なことから、調理専門学校を卒業し、料理人として入社するのが一般的な就職コース。最近の傾向としては、特にパティスリー分野に女性の進出が目覚ましく、半分以上が女性という職場もあります。

現役業界人にインタビュー

プロフィール

緒方 由衣(おがた ゆい)さん


IKK(株)
入社:2012年4月
ララシャンス 博多の森
調理部 パティシエ

経歴

麻生外語観光&製菓専門学校 製菓パティシエ科を卒業後、2012年新卒でIKK(株)に入社。ララシャンスベルアミー 鳥栖の調理部にパティシエとして配属。環境整備という基本を学ぶため、清掃から仕事を覚え、ブッフェデザートの仕込みなどを担当。同年冬頃からはウエディングケーキ作りにも携わるように。13年10月よりララシャンス 博多の森に異動し、現職。

お仕事内容は?

平日はデザートやウエディングケーキの仕込みや飾りなどを作り、週末の婚礼に向けて準備を進めていきます。週末は朝からウエディングケーキを毎週10個程度、多いときは15個近く作っています。結婚式当日にはフルコースのデザートも作り、オープンキッチンでの盛り込みも行ないます。

1日のスケジュールを教えてください。

平日の場合

9:00

出社
朝礼

9:15

デザートやウエディングケーキの仕込み

12:00

お昼

13:00

会社全体での昼礼

13:30

午後からの仕込み

17:30

片付け

18:00

終礼
退社

この仕事に就いてよかったこと、やりがい、大変なこと。

披露宴当日はオープンキッチンでデザートを作っているので、ケーキの登場でゲストから歓声が上がるのが聞こえたり、新郎新婦がすごくうれしそうに笑顔を輝かせる瞬間を見られることも。やはりそうした笑顔を見ると、「この仕事をやっていてよかった!」と思います。披露宴後に御礼のお手紙をいただけたときも、とてもうれしいです。


大変なことは、私はケーキなどに飾る人形を作るのが苦手で、上手くいかなかったり時間がかかったりすると、「これではご要望にお応えできない・・・」と、自分のふがいなさを感じてつらくなります。しかし、これは先輩たちに教えてもらい、助けてもらいながら、乗り越えなくてはいけないこと。経験と努力で、きっとできるようになると信じています。


技術職なので特に、まずは素直に上司や先輩に言われたことをしっかりやり遂げることが大切です。

必須アイテムは何ですか?

包丁です。個々に自分の包丁を持っているのですが、やはり自分が初めて買った包丁は思い入れがありますし、手になじんでいます。また、会社の技術試験で記念にもらった包丁も大切にしています。

ウエディング業界を目指された理由やきっかけは?

調理の仕事に就きたくて、高校から調理科のある学校へ進学し、調理師を目指していました。そして、実際に就職を考えるに当たり、専門にお菓子を作りたいと思ったのが今の道に進むきっかけです。
私自身も甘いものが好きで、小さいころからお母さんの手作りのお菓子が身近にありました。それを自分が作るようになったときに、おいしいと言ってくれる人たちの表情を見ることが、すごくうれしかったので、これを仕事にしたいと思いました。
麻生外語観光&製菓専門学校は就職に強いことと、設備も新しく、実際に現場で使われている機械も導入されていたことに魅力を感じ、入学しました。

どのように就職活動をしましたか?

面接が大事だと考え、受け答え、笑顔、入退室の仕方まで、専門学校の先生とマンツーマンで徹底的に練習しました。それが自信になって、本番はリラックスして楽しく面接でき、仕事に直接関係のない「人生で楽しかったこと」などの、人となりについての話題もしっかりと受け答えできたと思います。暗記した言葉を言うのではなく、面接官が質問していることに素直に答えられたのがよかったのではないでしょうか。
また、リラックスできたのは、会社の雰囲気が自分に合っていたのだとも思います。採用担当の方もそこは意識して見ていたのではないかと思います。

この職業で、必要だと思われる能力とは?

「周りを見る力」


 技術ももちろん大切ですが、パティシエは複数人で分担してケーキを作っていくので、とてもチームワークが重要な仕事です。自分の仕事だけでなく、周りをみて状況を把握し、一番必要なことを察知して、優先して動くことが求められます。

就活生へのメッセージ

きらびやかな世界に見えますが、裏方の仕事は地味ですし、実際に入らなければ分からなかった大変なこともあります。でも、その大変さは経験できて本当によかったと思えることばかりです。私は「大変だから嫌」ではなく、その大変さを乗り越えることが、自分のためにも、お客さまのためにも、支えてくれる周りの方々のためになると信じて、がんばっていきたいと思います。皆さんもがんばってください!

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