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音響・照明

挙式・披露宴の音楽・照明ディレクター。進行表に合わせて選曲した楽曲や効果音などを流し、照明を操り、多彩なシーンを演出します。


まず新郎新婦との打ち合わせで、挙式・披露宴のイメージや好みなどをヒアリング。音楽の場合は好きな曲や思い出の曲も伺い、各シーンに用いる具体的な楽曲リストを提案、決定します。当日は、司会者と呼吸を合わせ、機材を操作。空間を彩ります。

現役業界人にインタビュー

プロフィール

玉根 智美(たまね ともみ)さん


(株)東芸エンタテイメンツ
営業本部/第1バンケットブロック
宇都宮営業所
入社:2013年4月

経歴

東京エアトラベル・ホテル専門学校 ブライダル科を卒業後、新卒で(株)東芸エンタテイメンツに入社。入社後、営業本部/第1バンケットブロック 宇都宮営業所に所属。主に提携会場で新郎新婦との打ち合わせを担当。披露宴当日の音響・照明オペレートも行なう。


 

お仕事内容は?

主に提携会場にて、新郎新婦と披露宴で使用する演出・映像に関する打ち合わせ、進行に合わせた音楽の選曲・流すタイミング、その際の会場照明についての打ち合わせをしています。


平日は演出・映像の受発注等や週末の披露宴に向けての準備が中心で、そのほか、企業のレセプションの音響・照明オペレートなども行なっています。


土日・祝日は披露宴のオペレートと打ち合わせが中心です。


 

1日のスケジュールを教えてください。

♡平日の場合

10:00 

出社

メール・FAX等連絡事項の確認

12:00

週末の披露宴の進行・BGM確認、演出・映像・司会者等の発注確認

13:00

休憩・昼食

 

14:00

本番日から3カ月以内の披露宴の演出・映像・司会者等の受発注確認

15:00

新郎新婦との打ち合わせ

(毎回打ち合わせ内容は異なり、主に披露宴が約3カ月後のお客さまは演出・映像の打ち合わせ。約1か月前のお客さまはBGMの打ち合わせ)

 

17:30

打ち合わせ後の後処理

(後日お持ち込みいただく物があるなど他のスタッフへの伝達事項をまとめ、情報を共有できるように)

18:00

翌日のスケジュール確認

18:30

翌日の打ち合わせ準備

各会場の機材の片付けと翌日のセット

プランナーや各テナントからのメール・電話対応

19:00

退社

♡土日祝日の場合

9:00

出社

プランナーや各テナントからのメール確認

当日担当する披露宴の進行・BGM・照明・演出等の確認

(1カ月前・1週間前・前日・当日と確認をして、問題なく当日を迎える準備をしている)

 

9:30

担当会場にて音響・照明・演出・映像等の機材準備

(前日に機材等はある程度セットし、当日は最終確認と微調整等をする)

 

10:00

余興担当のお客様との打合せ・リハーサル

 

10:45

会場セット・リハーサル終了

休憩・昼食

11:15

会場内照明担当者とのミーティング

 

11:30

担当司会者・キャプテンとのミーティング

 

12:00

披露宴開始

音響・照明オペレート

14:30

披露宴おひらき

 

15:00

各会場の機材の片付けと翌日のセット

 

16:30

翌日のスケジュール確認

 

17:00

翌日の打ち合わせ準備

 

17:30

プランナーや各テナントからのメール・電話対応

18:00

退社

この仕事に就いてよかったこと、やりがい、大変なこと。

音響という仕事は決して表舞台の華やかな仕事でもなく、どちらかというと影の薄い裏方の仕事です。そのためか、打ち合わせの際も「BGMはお任せでいいです」というお客さまも多いです。


ですが重要度の低いイメージの音響こそ、実は「披露宴で一番大事な仕事」。BGMは、おふたりが思い描く披露宴を実現する上でとても重要です。音楽が入ることで初めて、その空間は完成するのです。お客さまにもBGMを大切にしていただきたいと、常に心に思い、仕事をしています。


以前、披露宴の進行が決まり、いざBGMの打ち合わせをするとなった時、「使いたい曲は何曲かあるけれど、イメージが湧かなくてどこで流せば良いか分からないから適当でいいです」というお客さまがいらっしゃいました。


私はそのお客さまと約3時間お話を交えながら披露宴を想像していただき、曲を決めていきました。打ち合わせ終了の際、「なんとなくだけどイメージがついて、今から楽しみです」と言っていただけ、私自身が嬉しかったです。


そのお客さまとはとても仲良くなり、披露宴当日の二次会が終わった後、おふたりにごあいさつに伺いました。すると、私を見つけるなり駆け寄ってきて抱き着きながら、「ありがとうございました」と涙を流しながらおっしゃったのです。私もつられて涙してしまいました。


ご新婦さまに「BGMって本当に大事ですね!あれだけ時間をかけて決めて本当に良かったです!最高の披露宴になりました!」と私にとって今までで一番の褒め言葉をいただくことができました。


仕事をする上で、お客さまのイメージにより近くなるようにご提案をしますが、ご満足いただけるかは当日披露宴が終わるまでは分かりません。そんな中、この言葉をかけていただけたことは私の自信にもなり、「これからも努力し続けていこう」という思いにも繋がりました。


この時のお客さまは、私にとって今でも一番の思い出に残るお客さまです。


 

必須アイテムは何ですか?

必需品は、白のビニールテープ、付箋、4色ボールペン、マジック、ヘッドフォンです。


会場の音響操作・演出アイテムの準備・照明の明るさ調整などは、私一人が行なうわけではありません。
次に使用する人にメモを残し、誰が見ても分かりやすく操作できるように機材の各所に白いテープに操作方法を書いたりすることがあります。そのため、付箋・ビニールテープ・マジック・4色ボールペンは必要です。


また、宴中に急遽お持ち込みのCDなどがあった場合、そのBGMの確認もすぐできるようにヘッドフォンも必ず用意しています。


 

ウエディング業界を目指された理由やきっかけは?

私がこの仕事を選んだ理由は「誰かが笑顔に・幸せになれる仕事がしたい」というのが夢だったからです。


2時間半という披露宴の時間は短い時間かもしれませんが、人生の中で1番と言ってもいいくらいの笑顔が溢れ、幸せだと感じ、いろいろな人に感謝をし、普段言えないたくさんの想いを伝えられる時間ではないかと私は思っています。


そんな大切な時間を少しでもお手伝いできる仕事がいいと思い、今の仕事を選びました。


 

どのように就職活動をしましたか?

ブライダル業界・ホテル業界などで働いてきた学校の先生・講師の方々にお話を伺うことが多かったです。


私の通っていた東京エアトラベル・ホテル専門学校は、現在もホテル・ブライダル業界で活躍されている先輩方が、生徒のために講演などを行なってくださいます。そのおかげで、現場ではどんなことが起きるのか、どういった対応が必要なのかなど、多くのことを学べ、あらためてブライダル業界の魅力を感じました。


また、普段の学生生活からビジネスマナーやTPOを意識することによって、面接の場などでも緊張せず自然に対応できるようになったと思います。


そのほか、ウエディング情報誌などを見て気になった会場には電話をしたり、実際に見学させていただくなど行動し、自分から積極的に会場などの知識を得ていくようにしました。


 

この職業で、必要だと思われる能力とは?

「仕事を好きになること」


自分が好きなことなら、自然と技術などは身に付きます。嫌なことを仕事にすると、自然と顔に出てしまい、お客さまにも不快な思いをさせてしまいます。
仕事を好きになり、誇りを持って働くことが一番必要だと思います。


 

就活生へのメッセージ

「自分がその会社で何をしたいのか」「どんな思いで仕事をしたいのか」を再度考えて、一度明確にしてみてください。自分の仕事を、友人や家族に自慢できる、そんな仕事ができるように自分の想いを見つめ直してみてほしいのです。


選考でも、その思いは必ず聞かれると思います。お客さまを笑顔にすることは大切ですが、まず自分が笑顔になれる仕事を見つけることです。


「ありがとう」と言うだけでなく、「ありがとう」と言っていただけるような仕事ができるように。ぜひ頑張ってください。


 

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