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フラワーコーディネーター
ウエディングのフラワーコーディネーターは、ブーケやヘア飾り、会場装飾を担当。おふたりの希望を聞きながら、デザインや花材を提案していきます。
求められる資質は、センスと接客業としてのコミュニケーションスキル。水を張った花器やバケツの移動や、立って作業することも多いなど、体力も必要です。
現役業界人にインタビュー
日本大学を卒業後、新卒で(株)日比谷花壇に入社。バンケット事業統括部に配属。2021 年春より現在の部署に異動し、「アニヴェルセル柏」の店舗で勤務。平日は納品された花材の手入れと製作、新郎新婦との接客業務、土日祝日には会場コーディネートを行なう。また繁忙期には別会場に応援スタッフとして赴くこともあるそう。
お仕事内容は?
当社のフラワーコーディネーターは、結婚式場に常駐し、新郎新婦とお打ち合わせをしながら会場装飾やブーケなどを提案します。実際に商品を製作し、当日のセッティングも行なうため、営業とクリエイティブな要素が融合した仕事です。ブーケやバンケットの装飾などをおふたりの希望に合わせてご提案し、結婚式当日はゲストの入場前までに装花を行ないます。
1日のスケジュールを教えてください。
【平日】
10:00 出社
10:30 納品されてきた生花のチェック、水揚げ
12:00 お昼
13:00 商品制作や打ち合わせ
17:00 資材の納品など
19:00 退社
【土日祝】
8:00 出社
8:30 会場装花やブーケのメンテナンス
9:00 ブーケの納品
10:00 会場セッティング
12:00 お昼
14:00 会場の片付け
15:00 打ち合わせ
16:00 商品制作
17:00 退社
※お式により時間の変動あり
仕事をする上で大切にしていることは?
お花はおふたりらしさを表現するものだと思っているので、たくさん新郎新婦と会話をして、おふたりがどんな方なのか引き出せるように心掛けています。また、結婚式では当日を迎えるまでに決めることがたくさんあります。そのためこちらが一方的に説明をするのではなく、時に雑談も交えて「長峰さんとお話しするのが楽しみ」と言っていただけるような楽しい打ち合わせにすることを大切にしています。
必須アイテムは何ですか?
左利きなので、左手でも切れるはさみを常備しています。リボンなど、意外と右利き用では切れないものもあるため必須です。
また、アイテムではないですが、爪は常にきれいにするよう心掛けています。お花を触っていると手先が汚れやすいので、指先の清潔感には気を付けています。
この仕事に就くためにやっておくといいことは?
普段から流行に敏感でいることです。多くの新郎新婦さまはInstagramやPinterestなどでたくさん調べてからいらっしゃるので、そうしたニーズに対応できるようアンテナを広げることも必要です。
また、学生時代にどんなアルバイトでもいいので、社会経験を積んでおくと良いと思います。私は高齢者の利用も多いカフェでアルバイトをしていたので、年長者に対してどのようにコミュニケーションを取ればいいのかが自然と身に付きました。特にブライダルではおふたりの親御さまをご案内することもあるため、当時の経験がとても役立っていると思います。
この職業で、必要だと思われる能力とは?
ブライダルフラワー業界に求められるのは、コミュニケーション力だと思います。結婚式はおふたりの新たな人生のスタートでもあり、そこにかける想いを引き出し、花を通して形にしていくことが大切です。
また、「花嫁」という言葉がある通り、花はどんなに小規模な結婚式でも必須のアイテム。知識は入社後でも十分覚えられるので、「花が好き」だという気持ちも大切だと思います。